ジュエリー– tag –
-
なぜ日本の美は「気配」をデザインするのか
西洋デザインとの根本的な違い 前回の記事では、 西洋の「完成の美」と、日本の「生成の美」の違いについて考えました。 西洋では完成された形の中に美を見出す傾向があり、 日本では変化や生成の瞬間に美を感じる文化がある。 ではもう一歩進んで考えてみ... -
ジュエリーにトレンドはあるのか?
ジュエリーにトレンドはある? ジュエリーはシーズン毎にトレンドはなく、大きく10年20年単位でゆるやかにトレンドが動いています。 おばあちゃんが若かりし頃のリングは、どれも石が立ち上がりリングに高さがあります。 ダイヤモンドは幕末頃に海外か... -
日本のジュエリーはなぜ「静か」で「小さい」のか
― 世界の美意識と身体感覚が形を決める ― 海外のジュエリーを見たとき、こう感じたことはないでしょうか。 「大きい」「華やか」「存在感が強い」 一方で、日本のジュエリーは、 「控えめ」「繊細」「静か」 この違いは、単なる流行ではありません。 そこ... -
西洋の「完成の美」と、日本の「生成の美」|美意識の違いを考える
美とは「完成された形」なのか? 美とは何でしょうか。 私たちは日常的に「美しいもの」を目にしますが、その価値観は文化によって大きく異なります。 特に興味深いのは、西洋と日本の美意識の違いです。 西洋では長い間、美とは「完成された形」に宿るも... -
【2026年香港ジュエリーショー考察】宝石文化とファッション文化の違いとは?日本のジュエリーの可能性
香港ジュエリーショーを訪れて、改めて感じたことがあります。 それは、ジュエリーの世界には二つの異なる文化が存在しているということです。 その二つとは 宝石文化そしてファッション文化 です。 この二つは同じジュエリーという分野にありながら、その... -
サイレントラグジュアリーを成立させる「見る側の成熟」という、もう一つの条件
サイレントラグジュアリーは、つくり手の造形力だけで完結するものではありません。 どれほど静かで、精度の高いデザインであっても、見る側がそれを受け取る準備ができていなければ、価値は立ち上がらない。 ここに、サイレントラグジュアリーの最も重要... -
サイレントラグジュアリーの理論的背景
なぜ今、「語らない贅沢」が価値になるのか近年、ファッションやジュエリー、建築の分野でSilent Luxury(サイレントラグジュアリー) という言葉が注目されています。 それは単なる流行やスタイルではなく、デザイン史と社会構造の必然から生まれた価値観... -
陰翳礼讃とジュエリー ――光と影に宿る日本の美
日本文化の美学としての「陰翳」 谷崎潤一郎の随筆『陰翳礼讃』は、日本文化の美意識を象徴する随筆です。 そこには、太陽の下で煌めく鮮烈な光ではなく、仄暗い中に漂う陰影の中にこそ美が宿る、という思想が描かれています。漆器の艶や、障子を透かす柔... -
静かな装いとサイレントラグジュアリー|精神的成熟を支え、職人と学びを未来につなぐジュエリー文化
私が目指すジュエリーや活動を通して、伝えたいこと。それは、ここ数ヶ月でばらばらだった様々な要素がつながり、見えてきた目指したい世界のように感じています。 内側から満たされる幸福感とサイレントラグジュアリー サイレントラグジュアリーとは、派... -
身につける芸術になりうるジュエリー
芸術には大きく二つの流れがあります。ひとつはファインアート(純粋芸術)。絵画や彫刻、音楽のように「美や思想そのものを追求すること」を目的とした表現です。使うためではなく、観る人に感情や思索を呼び起こすこと自体が存在理由となります。 もうひ...
12