ジュエリーデザインの種類

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ジュエリーデザインとは?

ジュエリーデザインには何種類か種類があります。大きくわけて3つでしょうか。

  • 石のためのデザイン
  • ファッションのためのデザイン
  • 誓いや思いのデザイン

貴石のためのデザイン

そのうちの貴石(Gemstone)のためのジュエリーデザインっていうのは、
「綺麗な石があって、それがとても綺麗だから身につけたいと思う気持ちに答えるためにデザインするもの」なので、

石をポンと肌の上に置くよりも、
白い紙の上においた方が色味が引き立つように、キラキラするダイヤモンドを周りにとりまいてあげるのです。

石も本来通り、もしくはそれ以上の魅力を放ってジュエリーになりたいですよね。
石の迫力によっては、大きなダイヤモンドだと、迫力負けしてしまうので、
ダイヤモンドの大きさはとても重要なポイント。
ここは経験による感覚ですが石を見て判断します。

おばあちゃんから受け継がれ大切に持っているような、昭和のエメラルドのリング💍は、
たいてい様々な形のダイヤモンドで取り巻かれていますが、それも石を綺麗に見せるための工夫というこことなのです。

(こちらは、まさにおばあちゃんのリングを、今の時代に着けやすいように作り直したエメラルドとダイヤモンドのリング。ダイヤで取り囲むことで、石の緑色がよひきたちます。)

ファッション、ライフスタイルにあわせたデザイン

誤解を与えそうなので、先に追記しますが、貴石のためのデザインでも、その時代に沿ったデザインになっています。


中石が使っていてもいないものは、ファッションジュエリーと呼ばれ、中石使いのものよりもファッションスタイルやライフスタイルにあわせたデザインをします。

誓いや思いのデザイン

ちょっと別ジャンルというと、結婚指輪や婚約指輪、旅先でのジュエリーなど、普段とはちょっと異なる意味合いでファッション的に選ぶというよりは、意味合いが大切なデザイン。

結婚指輪や婚約指輪は、女性にとって本物のジュエリーを使うスタートにもなることが多く、デザインする側としては、これが最初で最後のジュエリーにならないようにとか、何かで気を落とした際に大切な思いや、思い出をリングによって思い出すことで、元気になるきっかけになりますように、といつも以上に気合いが入る仕事です。

デザインする際は、これは何が一番の目的か、を考えてアプローチすることが大切です。

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この記事を書いた人

ジュエリーデザイナー26年
ジュエリー職人4年 CAD1年
ジュエリーブランドディレクター10年
製作が好きで飛び込んだジュエリー業界で様々な経験を積みながら
品があるデザイン、上質といえる技術を模索。
”静寂なる輝き”を極める旅を続けています。

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