私が目指すジュエリーや活動を通して、伝えたいこと。
それは、ここ数ヶ月でばらばらだった様々な要素がつながり、見えてきた目指したい世界のように感じています。
内側から満たされる幸福感とサイレントラグジュアリー
サイレントラグジュアリーとは、派手なロゴや誇示ではなく、精神的な成熟と内面の充足を映す装いです。
私が目指すジュエリーは「見せびらかすもの」ではなく、自分の心を整え、日常を豊かにする小さな道具だと考えています。
装いと生き方を整えるジュエリー
ジュエリーや小物は、その人の価値観や生き方を映す存在。
装いが人生の質を高め、文化を形づくる――これこそが、私の作品が目指す未来です。
成熟した人にふさわしい装い
成熟とは、外部の承認に依存せず、内側から満ちる精神の余裕。
サイレントラグジュアリーのジュエリーは、そうした人が自然に選び取るものです。
私の目指すジュエリーは、静かな自信を支え、人生に寄り添う伴走者のような存在でありたいと願っています。
ジュエリーから広がる活動の可能性
私のビジョンは、ジュエリー制作にとどまりません。
アートとしての表現
静けさと成熟をかたちにする造形やインスタレーション。
ファッションディレクション
衣服や空間に「静かな装い」の哲学を広げる。
ジュエリーは、静かな装いに沿うものでありたいと思います。
ライフスタイル提案
暮らしや道具の選び方にサイレントラグジュアリーの美学を取り入れる。
執筆・講演
ジュエリー文化と精神的成熟を言葉にして広める。
デザイン講座の開講
ジュエリーデザインの基礎や哲学を若い世代へ伝え、未来のデザイナーを育てる。
こちらは、今講座をまとめている最中です。オンライン講座から始めたいと思います。
職人の技術・立場の向上
制作現場の環境を守り、技術継承を支え、職人の立場を社会的に高める取り組みを進める。
こちらは、職人や工場と話し合いながら、何が可能なのか、探っています。
ブランドとして、安定的に仕事を供給できる、そういうのが今は一番貢献と言えるのでしょうか。
工場を持つには、職人の給料はもとより、設備、機械も必要、ガスや排気の設備、高度な仕事のためにマイクロスコープなど、工場だけではなかなか回らないくらいなのではないかと思います。
工賃だけでは、今のそれを賄うには間に合うものでしょうか。
海外のジュエリー工房はどうやっているのでしょうか。
フランスなども、大きなメゾンも外注が多く、どこのメゾンも依頼する大きな工房がある、と噂で聞いたことがあります。
ファッションの世界でいうと、お針子さんは日本のパタンナーや製造業の人より5倍も給料がいい、などと聞いたことがあります。
AIがいくらすすんでも、機械にはこなせない職人技術、そこにより価値はあがっていくのでしょうか。
結びに
私が本当に実現したいのは――
静かな装いとサイレントラグジュアリーを通して、人がより自分らしく成熟した生き方を選べる社会です。
そしてその文化を未来へつなぐために、
• デザイン講座で次世代を育てること
• 職人の環境と技術を守り、立場を高めること
これらも私の大切な使命です。
ジュエリーも、アートも、言葉も、教育も、すべては同じ目的につながっています。
「静けさ」と「成熟」
この二つを軸に、人々の生き方を支え、文化を育て続けていければと願っています。
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